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【映画評】時をかける少女

2010年02月10日 01:35

一世を風靡した「ときかけ」こと、『時をかける少女』のアニメ版。

色んな人の評判から観る前からハードルが高くなりまくりで、
並みの映画だったら、アボ~ン……となりかねなかった。

でも、見事そのハードルを楽々クリアしてくれたよ、
「ときかけ」は。


まず作画。
『エヴァンゲリオン』のキャラデである貞本義行がデザインした、
主人公や脇のキャラのバランスが実に良い。
髪も黒髪のショートで、一見パッとしない主人公なのだが、
周りの男女に囲まれると非常に輝いて見える。
女らしくないのが、逆に思春期の女のコらしくて、
瑞々しい印象を受ける。

また、主人公には妹もいて、こちらはふつうの妹キャラ、
いや萌キャラで、主人公の対比でどちらも存在感があった。

画自体も、さすがに劇場作品。
隅々まで作画監督の手が入っていて、
どこかのTVアニメのように、え…?となることがなかった。


次に、脚本。
アニメを手掛けるのは初だという、奥寺佐渡子が手掛けた。
『学校の怪談』シリーズなどの脚本も担当しており、
思春期の不安定さを書かせたら、やっぱりうまかった。
王道タイムトラベルドラマ+『時をかける少女』らしさが、程よく融合していた。


最後に演出。
こういう映画を観ると、
映画って監督のものだという意識にさせられる。
人物のちょっとした仕草。
例えば主人公の妹が甘えて、主人公の袖を引っ張るところなんか、
キャラクターの特徴も出て、良い演出だと思った。
あとは、主人公が走ったり、
タイムリープを色々試すところなんかは、
やっぱりキャラが輝いている。

画面のパースの取り方なんかにも、
工夫が感じられたし。


……とはいえ、不満がないわけでもない。
と言っても、このレベルの映画だから、
個人的な好き嫌いになってしまうけど。(汗)

それは、あまりにも『時をかける少女』シリーズに
縛られすぎではないかってこと。

クライマックスまでは盛り上がったんだけど、
だからこそ、その後が読めてしまい興ざめしてしまった。
どうもキャラクターが、シリーズの中だけで芝居をしてるように感じ、
画面から出てくるようなリアリティを得られてないような気がする。
感動はするけど、この映画の世界の中に入りたいとか、
このキャラクターが現実に居て欲しいとかは、感じなかった。

この映画が完全なオリジナルであれば、そう出来たのかもしれないけど、
その辺は原作に忠実になってしまい、
既に原作や映画などの色んなカタチで触れてる僕としては、
「ああ~あのシーンね」などと考えてしまい、リアリティが薄れてしまった。

そこが残念だったけど、好きな映画なのは間違いないところ。







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