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【映画評】銀色の髪のアギト

2010年05月06日 00:01

森が人を襲うようになった、未来の地球が舞台のSFファンタジー・アニメーション。

かなり真面目に作ってあります。
この作品がデビューとなる監督の気合いまでも感じられます。

ただし、ここがこの作品の欠点。

教科書通りの作りで、容易く展開が進んでしまいます。

少年冒険もののパターンとして、冒頭で少年のやんちゃぶりを見せる。(ここで世界観の説明)
次のシーンでは、説明しきれなかった点を「大人」のキャラがまた後説で語るっていう展開が散見されます。

この作品もまさしくそのパターンとなっていて、かなり既知感があります。

また、キャラクターについても、まったく魅力が感じられないんですよね。
造詣も「ニュータイプ」なんかの、アニメ誌によく載ってる感じだし。
特徴的にしたかったであろう、主人公の変化に至っては、スーパーサイヤ人→AKIRAと元ネタが良く判る「インスパイヤ」もの。

他のキャラクターにしたって、うわ!トルメキア軍(ナウシカ)だと思っちゃうんだよね。

あとクライマックス近くで、主人公がひたすらヒロインの名前を呼び続けるのも、ちょっと引いてしまいました。
クライマックスは最大の見せ場です。
大声を出して誤魔化すんじゃなくて、「芝居」をやって欲しいです。

そもそもこの主人公には、葛藤がないんですよね。
だからヒロインを助けようと頑張っても、成長が見えにくいのです。
乗り越えるべきなのは、他者でなく自己なのです。

例えば、ヒロインを助けてしまうと、主人公が大切にしてるもの(仲間、村、父、etc…)と永久に対立してしまう。
そのとき、この主人公が出す決断が、ドラマのポイントになってくるんじゃなかろうか。
まあ、あんまりいい例じゃないかもだけど。




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