スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【映画評】エクスペンダブルズ(THE EXPENDABLES)

2010年10月24日 22:37


エクスペンダブルズ

誰もが思いつく企画の映画だけど、誰もが実現できる映画ではない。

そんな企画を実現させてしまったスタローンは、やはり凄い。
議員となっているシュワルツェネッガーでさえ出演させてしまっているのだ。

その行動力や良し!

ストーリーは単純明快な勧善懲悪もの。
要は筋肉ドリームチームが、
南米の、と島国の独裁者を殺害することである。

余計な感動もいらない。
筋肉ドリームチームが画面に出てるだけで、お腹いっぱいだからだ。

一方、描写はやや過激である。
80年代的ではなく、『ランボー/最後の戦場』のようなバイオレンス的な感じもある。

とはいえ、「筋肉」「筋肉」で押しまくる感じは、
十二分に80年代的である。
懐かしさを覚える……。
俺も年を食ったものだ。
しかも映画タイトルは「エクスペンダブルズ」=「消耗品」だと。。。
ハァ、早くも俺も引退か……と思いきや、
この映画での、筋肉ドリームチームの活躍を見ると、
俺もまだまだヤレると思ってしまう。

そう。
ロッキーを観て、体を鍛え始めたときのように、
映画を見終わった後は、不思議な高揚感に包まれるのだ。
やっぱり映画は、こうじゃなくちゃね!!

ただ最後の歌は、長渕じゃない方が良いと思うよ。
それこそ80年代は活躍したけど……ってな感じの歌手にしといた方が、
より映画のコンセプトに合ってる気がした。

【ムービー・マスターピース】 『エクスペンダブルズ』 1/6スケールフィギュア バーニー・ロス【ムービー・マスターピース】 『エクスペンダブルズ』 1/6スケールフィギュア バーニー・ロス
(2011/02/25)
ホットトイズ

商品詳細を見る

スポンサーサイト

【書評】『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代』城繁幸

2010年10月19日 00:30


3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書)
(2008/03)
城 繁幸

商品詳細を見る

タイトルは仰々しいけど、とどのつまり、
現代の若者の姿を通して、
昭和的価値観と平成的価値観の就業意識を追ったレポ。

読んでて、あまり違和感なかったのは、
自分がまだ若い証拠か。w

でもまあ、お題目自体も、
殊更陳腐な「昭和」を挙げているので、
「平成」的価値観の方が、著者の意図を感じつつも肯定できるのだ。

以下は目次。
=======================
第1章 キャリア編
「若者は、ただ上に従うこと」―大手流通企業から外資系生保に転職、年収が二〇倍になった彼
「実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定しているということ」―新卒で、外資系投資銀行を選んだ理由
「仕事の目的とは、出世であること」―大新聞社の文化部記者という生き方 ほか
第2章 独立編
「失敗を恐れること」―大企業からNFLへ
「公私混同はしないこと」―サラリーマンからベストセラー作家になった山田真哉氏
「盆暮れ正月以外、お墓参りには行かないこと」―赤門から仏門へ、東大卒業後、出家した彼の人生 ほか
第3章 新世代編
「新聞を読まない人間はバカであるということ」―情報のイニシアチブは、大衆に移りつつある
「左翼は労働者の味方であるということ」―二一世紀の労働運動の目指すべき道とは
=======================

第3章の「新世代編」は、著者の社会論なので、
ちょっと毛色が違うが、第1章と第2章については、
様々な若者の姿が描かれております。
副題にある「アウトサイダーの時代」という感じではないけど、
彼らのような人生も普通にある。

現に僕の前の職場……といっても、
そこでは4人ほどの小さな部署であるために、非常に皆仲良かったのだが、
その中の一人が、
とあるIT企業で役員をやってるのを最近発見した。

一緒に働いていた頃は、仕事の合間にイラレやフォトショでデザインを、
作ったりしてたのを見かけてたのだが、
いつぞやデザイナーに、そして役員になるとは思ってもみなかったよ。
確か大学自体は、デザインとはまったく関係ない学部のはずだが、
どこかで転機が訪れただろう。

かく言う自分も今では、しがない(?)コンテンツ屋。
アウトサイダーだとは自分では思ったことはないけど、
普通の企業にも憧れを感じたりもする。

いや、しかし今は普通の企業なんて、生き残るのはそもそも難しいだろう。
昭和的価値観を強く引きずる会社……特に外食産業の会社なんて、
年がら年中、ネットの住人にバッシングされてるし。

少なくとも今は平成だ。
そんな時代性を強く感じさせる本だった。

【映画評】悪人

2010年10月18日 00:47

ブッキーがやや頑張り過ぎな演技だけど、
役者はみんな良いね~。
松尾スズキなんか、こんな詐欺師ホントにいるよ、
と言う感じだったし。

久石譲の音楽も「過剰」さはなく、良いアクセントとなって、
映画を支えております。

でも、演出(部分的にシナリオ)は、やや「過剰」なところも見受けられました。

クライマックス近くで、柄本明が殺された娘のために、
ある行動をし、説教をするシーンがある。
でも、ここで説教はいらなかったのでは。
行動と結末だけで、シーンのテーマが分かりますし。。。

あと極めつけは、イカ!!!
主人公の大切な「真相」を語るシーンの導入が、
イカの目から入るというシュールなもの。

演出の意図としては無機質なものから、
エモーショナルな回想シーンへGO!という感じなのだろうけど、
シリアスで重要なシーンなのに、苦笑してしまった。

また、演出が「過剰」なわりには、
切っ掛けとして、肝心の主人公2人が、
どこにひかれ合ったのか、
ちょっと判らなかった。
寂しかったとは理由にならない。
では、逆に寂しかったら、誰でも良いの?という話しにもなるし、
彼らは非常に「人間」らしいのだから、
その点を明瞭に掘り下げて欲しかった気も。

映画『悪人』は一緒に逃亡生活し始めたら、
互いの良いところが見えてくる流れになってるけど、
一回、寝ただけ……それもたいした意思疎通もないので、
人生を掛けた2人の逃亡劇の行動原理としては、少々弱く感じられました。


悪人(サントラ)悪人(サントラ)
(2010/09/01)
久石譲久石譲×福原美穂

商品詳細を見る


悪人(上) (朝日文庫)悪人(上) (朝日文庫)
(2009/11/06)
吉田 修一

商品詳細を見る


悪人(下) (朝日文庫)悪人(下) (朝日文庫)
(2009/11/06)
吉田 修一

商品詳細を見る

【書評】『転職―会社を辞めて気づくこと』高任和夫

2010年10月17日 23:13


転職―会社を辞めて気づくこと転職―会社を辞めて気づくこと
(1998/11)
高任 和夫

商品詳細を見る


元三井物産の人気作家が書く、「転職」そのものの本。

1998年発行の本だから、今となっては内容も多少古くなっています。
山一証券が倒産した事件なんて、
今の20代の人たちからすれば、はるか大昔の騒動で、実感も何もないでしょう。

しかし、この不況の世の中。

いつ自分も山一証券の社員のようになってもおかしくない。


著者は50歳を目の前にして、会社を辞めたが、
今はもっと時代の流れが早くなっており、
30、40代で会社の中核となるサラリーマンが、
ポンポン辞めて転職する状況となっています。

現に私の周りでも、そうした状況です。

ただ、会社を辞めるにあたっての心構えや、
準備などは風化されません。
その意味では、転職「哲学」の部分を知りたい人は、
読んでおいても損はないでしょう。

【映画評】REDLINE

2010年10月10日 01:01

334771view004.jpg
製作期間7年、作画枚数10万枚!
……という触れ込みで、話題のアニメーション映画『REDLINE』。

しかしまあ、アニメマスコミを中心に、えらい絶賛だなぁ。

確かに作画は凄いよ。
よく動いているし、造詣もエキセントリックで魅力的。

手描きで、よくここまで描けたものだと素直に思えます。

しかし……。

面白いの、この映画?

アニメとして凄いのは、ものの5分で判るけどサァ……。
映画としてどうよ。

レースを主題とした映画は、古今東西問わず面白いものが多い。
最近でもピクサーの『カーズ』や、マッハGoGoGoを焼き直した『スピードレーサー』、
リメイクされた『デス・レース』なんてものもある。
A級、B級の差はあれ、圧倒的なスピード感と命懸けのドラマで、
どれもこれも外れはない。

でも、『REDLINE』はドラマの作りこみが弱すぎるので、
最後まで冷めた感じで終わってしまった感じだ。

なぜか。

それはレースものはレース以外のシーンこそが、
ドラマの「ミソ」だからだ。

レースの前に、延々とこのレースに出場するメンバーは、
こんな人でーす!と紹介されても、出場者たちの中でドラマは生まれてこない。

やはりレース前のドラマで複雑に絡み合った関係が、
レースというクライマックスで爆発するから、カタルシスある物語になるのでしょう。

おまけにこの映画は「何のために走ってんの?」とか、正直、
そこでそんな本質的なこと聞くかな?といった唐突なシーンもあり、
キャラクターの言葉ではなく、作り手の都合で物語が進んでいる気がする。

声優にしても、キムタクはもちろんのこと、
浅野忠信も聞き取りづらかった。
二人ともボソボソ……してて声質も似ているし、聞いていると気が滅入って来る。

しかし蒼井優はうまかった!
声の演技でも、プロの声優に引けを取りません。
彼女だけが唯一の救いかな。

あと、この映画の評判の一つに、アメコミっぽいというのがあるけど、
全然アメコミではなく、これはジャパニメーション(死語)的。
判りやすい、応援したくなるようなヒーロー(主人公)が不在という意味で、
極めて日本らしいアニメだなぁと思った。



REDLINE オリジナルサウンドトラックREDLINE オリジナルサウンドトラック
(2010/10/06)
ジェイムス下地Kitty Brown

商品詳細を見る

【映画評】十三人の刺客

2010年10月09日 08:55

十三人の刺客


工藤栄一監督のオリジナル版は未見。

まあ、オリジナル版を観ていないからといって、
今回の映画が楽しめないわけでもない。

まず良い意味でビビったのは、松平斉韶を演じた稲垣ゴローちゃん。
何でこんな鬼畜キャラを演じている!?

女子供を平気で犯す、殺す、弄ぶ。

生きることに飽きてしまった、徹底的に虚無的な存在。
自分が将軍の弟であるので、誰も楯突く人間はいない。

ゴローちゃんは瞬きをしない演技しているので、モンスター的な存在感はバリバリ。

怪演だ。

よくジャニーズ事務所は許したね。
しかもクライマックスでは、表情も判らなぬほど顔中泥だらけになってしまい、
アイドル……いや普通の俳優だって、顔の芝居ができなくなるという点でも嫌がるでしょ。

ゴローちゃんはジャニーズとかではなく、俳優として一段ステップ上がりましたね。

対して、鬼畜・ゴローちゃんに対するは、
真面目、誠実、忠実を絵に描いたような、島田新左衛門(役所広司)です。

このコントラストが真逆なので、それだけ対立し、ドラマも盛り上がる。
刺客チームの面々も、演技が達者な役者が揃っているから、見ていて安心感があります。
ちょっと前にあった、タケシの映画『アウトレイジ』のような感覚を覚えました。

後半部にある13人VS300人という、チャンバラアクションも色んなカラクリがあって、
単なる体力勝負ではない仕掛けにもニヤリとしました。

全体的にはかなり面白かったです。

でも細部には、多少気になる点が。

なんて言うんだろ……三池映画を見ていて、いつも唐突に下品なギャグが入るのだが、
今回もポツポツ入っていて、しかも極めつけはラストで死んでいたと思ったヤツが、
何事もなく復活してしまうのは、ギャグとしても滑った感じ。
クビに刀が刺さって、なぜ死なないの!?

こういった部分は、おちゃらけないで最後まできっちりとしたドラマを見せて欲しかった。
でないと、他の死んでいった仲間も浮かばれないので。

あと、「原爆投下の100年前の話である」といったテロップが入るのだが、
これって、何の効果があるの?
この映画は現在と地続きなんだよといった意味なら、映画の中のドラマで見せてくれれば良いし、
現にこの映画は充分、現代的な映画であるとも思う。

制作者側のサービスが、過剰なサービスとなってしまっている印象を受けました。

十三人の刺客 オリジナル・サウンドトラック十三人の刺客 オリジナル・サウンドトラック
(2010/09/22)
サントラ

商品詳細を見る


映画ノベライズ版 十三人の刺客 (小学館文庫)映画ノベライズ版 十三人の刺客 (小学館文庫)
(2010/08/05)
大石 直紀

商品詳細を見る






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。