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コンテンポラリーアニメーション入門に参加した

2010年09月26日 00:15

東京藝術大学大学院映像研究科で、
コンテンポラリーアニメーション入門なる上映会&講座が開催されたので、早速行ってきました。

エストニアのアニメーション作家、
プリート・パルンのことを詳しく知るには良い機会でもありましたんで。

以下、詳細。
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東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ
コンテンポラリーアニメーション入門
~現代短編アニメーションの見取り図~

◆第6回講座:2010年 9月25日(土)

作品上映:午後4時20分~午後5時40分 
上映作品(予定):「PARNOGRAPHY」(2005)、「Karl and Marilyn」(2003)

講演:午後6時~午後7時30分
演題:エストニア時代のプリート・パルン
講演内上映作品(予定):「ホテルE」(1992)、「1895」(1995)

講師:山村浩二
http://animation.geidai.ac.jp/ca2010/
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基本、上映が主で、
後から山村さんが講釈をするという段取り。

上映された映画は、キャラの造形が面白かったりするんで、
取っ付き易くもあり、一方で様々な解釈が出来てしまう難しさもありました。

実際、山村さんのようなアニメーションマスターでさえ、
これは自分なりの解釈だけど……といったご意見でした。

しかし驚いたのは、パルンはきちんとシナリオを書いてから、
制作に取り掛かるということ。

ソ連時代の検閲の関係でそうせざるをえなかっただそうだが、
見方によっては「手クセ」のようなアニメーションなので、
手が動くままで描いていったのかなぁと思ってたら、思い切り違った。w


次回のコンテンポラリーアニメーション入門は、来年になるそう。

知的興奮が得られたので、機会があればまた是非とも参加してみようと思います。

1895



Hotel E



国際アートアニメーションインデックス 山村浩二・知られざるアニメーション Vol.1 [DVD]国際アートアニメーションインデックス 山村浩二・知られざるアニメーション Vol.1 [DVD]
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不明

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【映画評】BECK

2010年09月25日 11:38


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「シナリオは原作のためではなく、映画のために書かれるものです」

最近「出版妨害禁止等請求事件」において裁判を起こした、
名脚本家・荒井晴彦さんの陳述書にある言葉です。

確かにその通り。

原作は当然リスペクトしますが、
映画と小説だと「文脈」が違うのだから、
一緒のものになるはずはありません。

映画館で『BECK』を観ている最中、
荒井さんの言葉が終始自分の頭の中にまとわりついていました。

それもそのはず。

この作品の一番のキモは、主人公・コユキの歌です。
原作でも、コユキの歌が切っ掛けとなって、
バンドがひとつになり、人が集まり、
次第に自分たちの未来が開けていく、
作品の「起点」としての役割でした。

しかし、この映画は、
コユキに歌を歌わせない。
良く判らないイメージ映像や、
観客のリアクションに逃げてしまっています。

ホラー映画でも、こんな恐い怪物が出てくるんだよ~!
という前段があったら、絶対に恐い怪物は出さなければならない。

でないと、作品そのものが意味がなくなるからだ。
ジェイソンが出ない『13日の金曜日』は、
ネタとしてはあっても良いけど、それは『13日の金曜日』足りえるか?

その意味で、映画『BECK』は、
ドラマの核=コユキの歌をあえて描かなかったことによって、
完全にナンセンスな映画になってしまっています。

要所、要所でコユキの歌のシーンに向かって、
ドラマが突っ走っていきます。
特に桐谷健太が演じる千葉の、凡人として悩みいながらも、
無理矢理にでも前向きで走る姿には心を打たれます。

しかし、そのドラマのクライマックスで、
コユキの歌が出てこなくて、しょぼ~ん。(´・ω・`)

盛り上げて、しょぼ~ん。(´・ω・`)

盛り上げて、しょぼ~ん。(´・ω・`)

盛り上げて、しょぼ~ん。(´・ω・`)

……この繰り返しで、すっかり出来の悪いコントのようになっています。

コユキの歌がよほどの音痴でない限り、
ドラマが盛り上がっているから、
ちゃんと感動できる歌に聞こえるはずなんだけどね。

そもそも、それこそが映像使ったドラマの力なんだし。

この映画を作っている人間は、
映像の力を信じていないのかと思ったら、
聞けばコユキが歌わないのは、原作者の意向だという。

う~~~~~~ん。

ここで再度、荒井さんの陳述書にご登場願おう。

「これから脚色(原作付きの脚本)の仕事をする場合に、
まず目指すことが、いいシナリオを書くではなく、
原作者が気に入るシナリオを書くになってしまうことに絶望を感じました。
悪いシナリオからいい映画ができることは決してあり得ないが、
いいシナリオから悪い映画ができることはしばしばある、
とは私たち、脚本家の間ではよく言われていることです。
そのいいシナリオかどうかが原作者の私意、
あるいは恣意に委ねられてしまうというのでは、
シナリオの未来、映画の未来は絶望的だと言わざるを得ません」

シナリオを映画制作全体と置き換えることもできます。
今回の『BECK』の映画化は、それ自体が不幸だったのかもしれません。

最後に冒頭に戻って、荒井さんの陳述書の続き。

「シナリオは原作のためではなく、映画のために書かれるものです。
そこが分らない原作者は、映画化の申し入れを拒絶するべきだと思います」

【漫画】『DOG LAW(ドッグ・ロウ)』武論尊/上條淳士

2010年09月18日 18:53


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武論尊上條 淳士

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僕の敬愛する漫画家、上條淳士と、
大御所原作者の武論尊が組んだ、近未来アクション。

こうしたビッグネームのコラボ自体、
失敗することが多いんだけど、
今回は……やはり失敗でした!(残念)

ドーベルマン刑事を近未来版でやりたいってことだろうけど、
スケジュールに追われてたのか、
絵がいつもより極端に平板になってます。

読んでてかなり違和感あり。
特に白人と、女性キャラ。

今回は、そもそもコマによって極端に、
クオリティーの差があるしね。

またストーリーも、裁かれない人間を裁く、
超法規的な組織が主人公グループなのだけど、
この設定自体が、もう既視感バリバリ。

「必殺仕事人」シリーズとか、
何十年前の設定を持ってきてるんだろう。

……まあ、手垢にまみれているとはいえ、
面白くなる鉄板的設定……つまり、だからこそ
誰もがやりたがり、そこそこ面白くなる設定に違いないので、
よほど外すことはないと思ってたけど。。。

今度は描き下ろしで頼みます!

「タマフル必修映画セレクションin新宿バルト9(エレクション)(エレクション死の報復)」に参加

2010年09月12日 11:26

ウィークエンドシャッフル20080312_221945


こないだの金曜日に、「タマフル必修映画セレクションin新宿バルト9」に行ってきました。
上映した映画は、ジョニー・トー監督 の「エレクション」「エレクション死の報復」です。

その先週、上映された「グラインドハウス」(USA公開バージョン)のときは
仕事が重なって行けなかったのですが、
今回はドタキャンもなく、遅刻をするでもなく頭から出られました。


タイムテーブルは下記の通り。

◆宇多丸&しまおまほ&古川耕のトークショー(前説)
→19時に開始されました

◆「エレクション」上映

◆休憩

◆休憩明けの軽いトーク

◆「エレクション死の報復」

◆休憩

◆宇多丸&しまおまほ&古川耕のトークショー(総括)
→終了は24時近く

――という感じ。

トークショーはさすがに、みなさんしゃべりが軽快でしたね。
映画の方も、「エレクション」シリーズを続けて観ることによって、
新たな発見もあったりして、非常に楽しめました。


映画の方の軽い感想を書くと、、、
◆「エレクション」
・レンゲをバリバリ食べる(食べさせる)冒頭の掴みはOK。
一気に引き込まれます。

・反面、登場人物が多過ぎで、少々混乱した。
ネットで復習しようと思ったけど、相関図は見つからず……。
自分で作るしかないのか。

・ディー役のレオン・カーファイが、役に成り切っててビビった。
これは、この人そのものだと思ってしまうほどのハマり役……
でも、他の映画では、まったく違う演技をしてるんで、やはり芸達者なんでしょうね。

・ディーとロク(サイモン・ヤム)の最後のシーンは「衝撃的」と言われているけど、
よくよく考えてみると、非常に緻密な演技と脚本・演出で、「衝撃的」だが、
それしか落しどころがないように感じた。
ヤクザ映画でも、耐えて耐えて、最後に爆発するというのが一つのパターンだけど、
これもそのアレンジ版でしょうね。
今回は突発的な暴力だけど。

・冒頭から警察が結構出てきますが、いつの間にかフェードアウト。
これ、役者のスケジュールの問題かなんか、あったの?
フリ→オチがないと、ちょっと映画としてイビツかな。

・会長の証である「竜頭棍」の争奪戦は、単なる権力闘争に一味加えてる感じ。
けどなぁ、ちょっと引っかかる部分が。
「竜頭棍」がないと、会長ではない。
しかし「竜頭棍」があれば、会長かというと、これは違う。
会長は会長たる器でないと、持っていても無意味だからだ。
その逆もまた真なりという理屈が成立しないので、
少々「竜頭棍」の争奪戦は、あまり意味のないようにも感じた。
争奪戦自体は、コンゲームで面白いんだけどね。

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サイモン・ヤム

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◆「エレクション死の報復」
・映画としてはこちらの方が好きかな。
人物もだいぶ整理されているし、
前作の欠点を洗い出して、構築された映画だ。

・今回は会長となったロクと、気鋭のジミーの会長選。
ロクが会長であるというのがミソで、
守るものができて、また権力への妄執に取り憑かれている。
前作では、スタイリッシュな会社役員という出で立ちだったのが、
前回から2年経ち、だいぶ「垢」が付いてしまったようだ。

・一方、ジミーは前作以上の存在感を見せる……
と言っても主人公だから、当たり前か。w
でもまあ、青年ジミーの挫折と成長の繰り返しのドラマ、
つまり、ある種の青春劇と捉えることもできるから、
やはり観客はジミーに感情移入するでしょう。
ジミーとロクについては、
ドラマの対立軸としては明確で、非常に乗れる設定でもあります。

・前作の矛盾の象徴だった「竜頭棍」はほどんど出てきません。
しかし、最後の最後で意外な形で登場するんだけど、
手にしたものの行動は……。
周りから見ても、竜頭棍=会長ではないはずだし、
また逆に竜頭棍を拒否しても、会長は会長でしょう。
胃の中がざらつくような、何とも言えない印象があります。

・警察も、前作のように中途半端に出てくるような感じではなく、
要所要所で顔を出してきます。
この映画を裏側から支え得るような設定だし、
ジミーの人生に決定的な行動原理を植え付けます。
ジミーは、最初からカタギでやりたかったのに、
黒社会の中枢=会長選へ出馬するその矛盾!
自らは葛藤を抱え、外では対立が激化するために、
ドラマがうねるように展開し、
最後のクライマックスでは見事にドラマが昇華されます。

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――ああ、いかん、いかん。
つい感想が長くなってしまった。
このブログのエントリーは、タマフル映画祭についてなのに。w

まあ、それだけ映画が面白かったということです。


次回の映画祭については、日本映画をやりたいなぁと宇多丸さんは申しておりました。
今回も含め、洋画は配給権の問題で、結構苦労するらしいので。

トラック野郎とかクリスマス頃に上映したら盛り上がるんではないかとか、
いやクリスマスだったら、ダイハード(洋画だけど)もとか、
あるいは「ホラー映画」もやりたいねぇ……等々、
今後のイベントについても豊富をチラホラ。

いずれにせよ、また行きたいですネ!



「エレクション」Trailer




「エレクション死の報復」Trailer

Googleから封書が届く

2010年09月06日 23:37

Google封筒100906_2132~01


Googleからの封筒がポストに入ってた!

すわAdsenseで収入があったのか!?


……と思いきや、Adwordsの無料お試し券でした。OTL

期間限定で、5000円分の無料って、これいつもやってるキャンペーンじゃん。


これ、紙の無駄だよ。


Googleらしくもない……いや、この良くも悪くも無神経さがGoogleらしいか。

【書評】『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』ジェレミー・シーゲル

2010年09月05日 13:19


株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
(2005/11/23)
ジェレミー・シーゲル瑞穂 のりこ

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「成長の罠」を避け、企業の永続性に着目した株式投資本。

目から鱗が落ちて、目玉まで落ちそうになった。
正直、書店の中に並んでる投資本の中でも、
上位5%には入る良書だろう。

では、どこが良い点か?

それは、圧倒的なデータ。(50年分!)
そして、そこから分析できる「株式投資の未来」。
永遠不滅の真理。


成長企業だからと言って、投資の成績が良いわけではない。
そうした点が、データを元に逐一検証されている。

また革新的な技術についても、
「テクノロジー:生産性の源泉にして価値の破壊者」と章を設けて論じている。
技術革新が投資家を足腰立たぬほど叩きのめした電気通信業界……
これも具体的に例を挙げて検証している。

そう。
本作は、具体論の塊りなのだ。

株は安いとき買って、高くなったら売りましょう……などの
抽象的なことしか書かれていないダメ投資本とは、180度違う。

批判を恐れずに、具体論として提示する作者の姿勢に強い共感を覚えた。

【映画評】ヤギと男と男と壁と(THE MEN WHO STARE AT GOATS)

2010年09月02日 00:44

イラク戦争が舞台と書くと、
『ハート・ロッカー』のような硬派映画が思い浮かぶけど、
この『ヤギと男と男と壁と』は、それとは真逆の映画。

一言で言うと、かなりシュール。

名優ジョージ・クルーニー演じるリンは、
超能力特殊部隊「新地球軍」という胡散臭さ。

彼が中心となって、新聞記者のユアン・マクレガーが振り回すのだが、
もちろん、この世にはそうそう超能力なんて、あるはずない。

しかしながら、この映画自体がヒッピー思想に溢れた、
多幸感たっぷりのテイストになっているのだから、
あるかも?という感じにさせられてしまう。

基本、緊迫感あるイラク戦争の最中なのにね。

とにかく肩の抜けた作品である。

で。
こんな映画はどこかであったなぁと考えたら、
『M★A★S★H』だった。

戦争。
皮肉。
ユーモア。

共通のキーワードだ。

とすると、『ヤギと男と男と壁と』は、
現代版『M★A★S★H』なのか。

ん……いや、違うな。
むしろ『スターウォーズ』的かも。

SF。
戦争。
ジェダイ。w

リンが、実際の『スターウォーズ』でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーに、
「ジェダイ」の力が云々と、結構頻繁に説くのだから、
いったい、何の映画を見に来たのか、バカバカしくも混乱した。

でも、この混沌としたシュールさが、
この映画の醍醐味なんだろうな。


スター・ウォーズ・ベスト/オリジナル・スコア ジョン・ウィリアムス作品集スター・ウォーズ・ベスト/オリジナル・スコア ジョン・ウィリアムス作品集
(2005/06/22)
サントラ

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